ぼくが株式投資を始めたのはちょうどリーマンショックの直後でした。全体的に株価が暴落していたので、良い機会だと思ったのです。それから、数年間ちびちびと売買をしていました。自分の経験を踏まえて、学んだことを紹介していきたいと思います。
株式の発明
株式の基はヨーロッパの大航海時代に始まったといわれています。
当時は海の向こうに対する好奇心が高まって、船で世界中に進出していきました。
もちろん、好奇心だけではなく、諸国との貿易は多大な富をもたらしたのです。
ヨーロッパでは価値が高かった香辛料等をアジアから運んでくれば一財産を築くことが可能でした。
ただし、航海には危険が多かったようです。
例えば、荒波にのまれて難破したり、海賊に襲われたりしました。
航海はハイリスク・ハイリターンっだたのです。
そこで、リスクとリターンを分散させるために株式のようなものが発明されました。
多くの人から出資を募り、それを元手にして、航海をしたのです。
航海が成功なら、その利益が出資者に配当されました。
もし失敗したら出資者は配当がないだけでなく、出資した分も失くしてしまいます。
ただし、損失は出資した額が限度となります。
この有限の出資を多数の出資者から集めるというシステムが当時としては画期的だったのです。
現代の株式との共通点は
・株主の責任は出資額の範囲内
ということです。
相違点は
のに対して
になっています。
なので配当額を決定するために、継続している事業を一定区間で区切って、その期間の利益を計算します。
これを決算といい、ほとんどの企業は一年を計算期間としています。
キャピタルゲイン
株式投資では配当以上に収益を期待できるものがあります。
それがキャピタルゲインです。
キャピタルゲインとは株式の売買による利益のことです。
上場されている株式は常に株価が変動しています。
株価が安いときに購入して、高値になったら売却することで、儲けることができるのです。
例えば、100万円で購入して150万円で売却できれば、50万円の儲けになります。
ただし、逆に株価が下がり続けると、損失が発生します。
購入した株式が下落し続けた場合は、ある時点で損失覚悟で売却するか、今後の値上がりを期待して保有し続けるかの判断が必用になります。
売却した場合は、その時点で損失額が決定しますが、保有し続けると更に損失が増加するかもしれません。
この購入と売却のタイミングが株式投資の面白さでもあります。